パンデミックからの問いかけ

パンデミックからの問いかけ 生活規範の変化
感染症の世界的流行で混乱している中、私たちの生活が否が応でも見直すことになるように思えます。先日、法務の間に視聴した僧侶向け「体験講座」での一コマ。
人類は今回のパンデミックやこれまでのパンデミックも医学や科学の力で時間はかかるかも分からないが必ず克服していくことは考えられます。しかし克服されたから、私たちの生活がこれまで通りになるとは思えません。世界で新しい生活規範が作られていくようなことを感じます。
そのような観点で改めて、お寺の存在はどうなっていくのだろうか?考えていく時間をいただいたように思っています。
私(住職)も3月に入って毎日2度から3度の検温と入念な手洗いをするようになりました。見えないウイルスが気になり人混みさえ気になる感覚になっています。今回のパンデミックが終われば、忘れてしまうこともあるかもわかりません。でも毎日の習慣として続いていくものもありそうです。
3月09日のブログでも記載しましたが、私の「不安な心」に向き合う中で、「安心」や「安全」な心(気持ち)になるのに、神仏の「み教え」が対応できるのだろうか?
これまでの生きていくことが困難な時代に、多くの人々の苦しみを「安心」にかえる「はたらき」を宗教が担ってきた事実が、現在も宗教が存続しているのだけど、以前ほど人々は宗教に重きを置いているわけではないことも現実と思います。
これからの生活規範を見直す中で
あなたにとってお寺はどのような存在なのですか?
あなたにとって僧侶はどのような存在なのでしょう。
と問われているような時間です。