お寺の掲示板

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不思議な橋がこの町にある 渡った人は帰らない

「赤い橋」 作詞 北山 修

この歌は、学生時代に深夜放送のラジオで浅川マキさんが歌っていたのを覚えている。とてもハスキーな声でラジオで聴いていると少し怖さのようなものを感じたが、はやっていたからか何度も聴いていた。
作詞家の北山さんは、浅川さんは、死を歌うのが似合うのだと直感したそうです。主題は、渡ってしまったら、もう二度と戻れない橋があるという、死の橋で、歌詞に出てくる「赤」は伏見稲荷の無数の鳥居からと知りました。「死」の恐怖は、①「死ぬことに伴う別れの痛み」と②「死体が朽ち果てていくことの醜さ(見にくさ)」の2種類があると語られています。
また、前田重治さんは、北山修さんとの会話で、「橋」は別れであり、また二つの世界をつなぐ架け橋となることや、「橋」から「端」「箸」「橋渡し」の象徴について語られたことがあったそうです。
著書の『良い加減に生きる』歌いながら考える深層心理で語っている。