あなたにとってお寺とは
妙華寺は、多くの寺院と同じような檀家寺院ですので、檀家の年忌法要・お盆勤め・葬儀のお勤めが中心です。
宗教法人としての「目的」は、『この法人は、真宗高田派宗制により、宗祖親鸞聖人の立教開宗の本義に基づき、教義をひろめ、儀式行事を行い、信者を教化育成して公共の福祉に寄興し、その他この寺院の目的達成のために、必要な礼拝の施設、その他財産の維持管理その他の業務及び事業を行うことを目的とする』とあります。
宗教法人の「目的」に書かれているように、亡くなられた方の「いのち」を通して、親鸞聖人の「み教え」をお伝えているつもりですが、届いているのでしょうか。大切な方がなくなられることを経験して「人生」の無常に気づくことはありますが、そこから、阿弥陀さんの「はたらき」について関心を持つ方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。拙い法話では伝わらないと言われればそれまでですが、自分自身の「生老病死」に向き合ってどのような気持ちで生活をされているのかとても興味があります。中には、「生老病死」は当たり前のことで「死」んだらおしまいと感じている方もいらっしゃると思います。しかし、大切な方の「死」を通して、阿弥陀さまの「願い」と「生」きる意味を、仏法から感じてほしいというのが私(住職)の願いです。