4月のお茶

4月は、桜や花祭りのテーマや新年度ですので旅立ちや出会いのテーマの茶会をよく聞きます。
そして、暖かい日も続き、半年続いた、炉の最後の月です。五徳がない炉で、暖かさを感じさせない工夫として、透木釜が使われます。また、炉の名残りの月です。
炉の時期の花は、椿が主になります。11月から4月までの間に咲く椿を数種類用意するのは大変です。年によって花が咲く時期も微妙に違い、開炉の頃や名残の頃の椿には苦労します。

お寺では、花祭りの行事があります。誕生仏に甘茶を濯ぎお祝いをします。
待合に誕生仏を荘るのも喜ばれます。

※透木は、風炉でも使われます。