親鸞聖人を学ぶ機会

親鸞聖人を学ぶ機会

今年は、親鸞聖人誕生850年にあたり、高田本山では5月に奉讃法会が開催されます。また、真宗教団連合の各本山でも記念法会があります。およそ10年前の親鸞聖人750回御遠忌の時もそうでしたが、親鸞聖人のことを学ぶ機会が多いの時間でもあります。
次回となると、後40年後の親鸞聖人800年御遠忌の頃になると思うと、私(住職)にとっては、最後の機会と感じています。

これまでもHPで何度か紹介しましたが、私(住職)が楽しみにしている催し物を新しい情報も加えてあらためて紹介します。
京都国立博物館で「親鸞 生涯と名宝」展(3月25日から5月21日)が開催されます。
親鸞聖人の生涯は、日本の時代が大きく変わる時代でもあり、自分の出遇えた教えを多くの人々に伝えられる生涯でありました。今を生きる私たちが親鸞聖人の教えに出遇うことは、私(住職)には大きな喜びであると感じています。
また、真宗教団連合が特別協力する展覧会ですので、親鸞聖人の著書の『顕浄土真実教行証文類』の板東本・西本願寺本・高田本を同時に拝観できることは初めてのことのようです。開催への期待が膨らんでいます。

三重県総合博物館の「親鸞と高田本山 専修寺国宝からひろがる世界」展(4月22日から6月18日)では、高田本山に伝わる親鸞聖人の直筆の「西方指南鈔」・「三帖和讃」・「消息」・「親鸞伝絵」・「顕浄土真実教行証文類」を始め、高田の寺院に伝わる貴重な法宝物も展示されるようです。

高田本山の新宝物館でも「知られざる専修寺の至宝」展(5月21日から6月18日)も予定されています。こちらも多くの法宝物に出合えることを楽しみにしています。

また、京都の龍谷ミュージアムでは「真宗と聖徳太子」展(4月1日から5月28日)が予定されています。親鸞聖人は聖徳太子を篤く敬われていたことはご承知と思いますが、真宗寺院では聖徳太子を余間に荘厳しています。高田派では、聖徳太子1400年御忌も併せていますので聖徳太子についての学びも深まりそうです。

6月までの3ヶ月間、親鸞聖人について学ぶ機会がたくさんありとても楽しみにしています。ご興味・ご関心のある方は是非ご都合をつけて足をお運びください。