法友

法友
親鸞聖人の「み教え」に興味を抱く友がいます。中高の同級生ですが、大学以降疎遠になっていました。同窓会で会えば話をする関係ですが、もう10年以上前に、彼のお父さんが亡くなられたそうです。父の葬儀をしてから菩提寺の住職に、親鸞聖人の「み教え」を学ぶことをすすめられたそうです。これまで、仏教に縁がなかった彼でしたが、高田本山で開催される夏の仏教講座に菩提寺の住職と共に聴聞されたそうです。それから、毎年高田本山の仏教講座や講演などに参加するようになり、高田短期大学の主催される仏教専科(2年で1クール)の講座にも毎回参加されています。高田本山での仏教講座や講演で顔を合わすようになり、仏教を学ぶきっかけや近状をお聞かせいただくことになりました。
もう1人の方は、同じ趣味の仲間で、退職後、市内の仏教を学ぶ会に参加されるようになり、高田本山での仏教講座などにも参加されています。京都の本願寺の聞法会館での講座の帰りにバス停で偶然お会いして、法を求める強さを感じました。二人とも自分の生活の中で聴聞する時間をつくられ、親鸞聖人の「み教え」を喜んでいらっしゃいます。私と会うのは年に数回ではありますが、仏縁に結ばれた法友であります。

もちろん、同じ仏教の道を歩む僧侶も、法兄・法友であり、親しくお教えをいただく師であります。索漠とした社会で生活をしていますが、仏の「はたらき」から気づくことはたくさんあると感じます。
自分の生活から離れているような仏教の教えでありますが、仏法に出遇うと、どうしても世俗の損得勘定で表現してしまいますが、私の生活がより豊かな気持ちになります。

※中川個人の感想です。

また、新しい一年が始まります。法友が増えるとうれしいです。