お非時(ひじ)

報恩講の準備
真宗寺院として最も大切な行事の報恩講をどのように、お同行(生活者)に伝えるかそれぞれのお寺が工夫した行事を考えられています。
妙華寺の報恩講のお非時(ひじ)は、長年、親友婦人会の皆様が、自宅の野菜などを持ち寄り前日から準備して、当日ご聴聞いただく皆様にご奉仕していただいていました。
時代が変わり、婦人会に次の世代の方の加入が少なくなり、およそ9年ほど前からお非時のご奉仕も難しくなりました。その後、おてらおやつクラブで支援させていただいています団体様のお力を借りて一日限りの子ども食堂も併設して、今に至っています。
今年は、4年ぶりに開催する予定です。お寺で食事を提供するのは、報恩講だけです。

お非時で思い出すことは、ご奉仕いただく皆様が、たくさんの食材を、丁寧に形にして、多くの方々にお非時としてお出しくださることです。その切り盛りをすべてご奉仕いただく皆様の姿です。本当に頭が下がります。

昨年、食品衛生法が改正されたことを知り、イベントなどで飲食を提供する時に保健所に所定の書類を届け出ることが必要になったと聞きました。無料での提供も食中毒の危険性は同じです。冬は、ノロウィルスによる食中毒が多いそうです。
11月に入り、津保健所に届けました。
お非時も以前から気を付けていましたが、これまでも以上に衛生管理には気をつけていきます。