3月の日曜学校

3月の日曜学校はひな祭りの日でした。日中は暖かい日が続いていますが、朝晩はまだまだ寒いです。
今年は、久居開闢350年と聞いていますので、久居の歴史を紹介します。久居城下案内人の会様が、『久居のお殿さま』と言う冊子を出版されました。久居と言う藩(町)ができる状況から久居藩2代の髙堅(たかたか)を紹介しました。

真宗教団連合の法語カレンダーの解説本から今月の法語「われらは 善人にもあらず 賢人にもあらず」を紹介をしました。
仏教死生観研究会の2019-02-14ブログは、知人の能仁慧光師の「死の淵(がわ)より」が掲載されていましたのでご了承をいただき紹介させていただきました。
この時期、余間に掛けてあります「仏涅槃図」を間近にみていただきました。

LifeWalk

3月1日、今年四年目のLifeWalkに参加しました。これまで先約や急な法務で参加できませんでした。
最初にLifeWalk集合場所の天性寺様で、希死念慮者、自死遺族の方々に対人支援の活動をされている3名から取り組まれていることの現状を聞くトークセッションの時間がありました。対人支援の活動の中で支援者として希死念慮者、自死遺族の方々へのより添いには研修が必要なことも、そして対人支援者としてできること、できないことで生じる自分自身へのセルフケアも大切なことと思いました。※中川個人の感想です。

LifeWalkは三条寺町にある浄土宗の天性寺様から八坂神社の奥にある時宗の長楽寺様のコースです。河原町通りや四条通りの車道を歩くことはあまり経験ができないことでした。プラカードを掲げる僧侶達を歩道を歩く市民や観光客はどう見て感じているのだろう。そこを歩く僧侶達の思いは伝わっているのだろうか。いろんなことを感じながら最後は余り歩きなれない坂道に足が悲鳴をあげそうでした。 一緒に参加されましたお一人は行脚用の履き物で歩き慣れていらっしゃいました。私は初めての参加で寒さが心配でしたが、一年目は雪、次の年が雨、昨年はとても寒い日に比べて今年は天気も良く寒くもない歩きやすい一日だったようです。

妙華寺の衆徒の鳳瑞(ほうずい)は、5年前から(特定非営利活動法人)京都自死・自殺相談センターに関わって活動をしています。

LifeWalkで一緒に歩くことができました。

※京都府では、(平成28年から)毎年3月1日を「京都いのちの日」と定め、自らの命を見つめ直すとともに、家族や友人など周りの人にも思いをはせ、 共に生きることの意味や絆の大切さについて周知されます。

行政が進んで、「自殺(自死)対策」に取り組まれ、全国に「いのちの日」が広がる先駆けになることを願っています。
また、この趣旨に賛同した宗教者の活動の一つが「Life Walkいのちを想う宗教者の行進」です。

お寺の一日(3月)

お寺の一日
3月はお彼岸の準備で、お寺からの案内の宛名を手書きでしています。お世話方様へ一週間ほど前にお届けして配布をお願いしています。宛名書きは、デジタル時代ですがアナログのままで面白いところです。4月のメリシャカ(花祭り)に思いを馳せたり、気候も暖かくなるなかで境内に出る時間が長くなります。毎年蓮の植え替えも行います。小さな鉢が4つありますが、泥状の土を入れ替えるとなると半日仕事です。ここ5年花が咲かない鉢もあり今後どうするか考える時もあります。以前、山門の近くにある桜2本が枯れました。庭師さんの話では、境内地は土が粘土状で樹木には適さないようです。改めて小さい桜から育てています。それでも多くの樹木が境内にあることは、ふとした時に「花を愛でる」ことができて心が和むこともあり有難いことです。

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平成23年の3月11日の東日本大震災は、私(住職)の中で忘れることができない1つの出来事です。阪神大震災の時には無かった津波での被害を見て、僧侶としてまた一人の人間として何ができるか思うことがあります。