夏の思い出②

夏の思い出②
私(住職)が小学生や中学生の頃は夏休みが楽しみでした。夏休みの宿題は大変でしたが、一か月以上学校にいかずに時間があることは、夏休みが始まるまでが一番うれしかったのかもわかりません。ただ、祖父・祖母・父母はそうではありませんでした。夏休み前の7月7日の初盆のお勤めから始まるお盆の行事が、8月23日まで続くからです。子供の頃の家族との夏休みの思い出は、7月か8月の下旬に行く日帰りの小旅行でした。一度、熊野の花火を見に父と私(住職)と妹で一泊したことは、今でも、思い出に残っています。
私(住職)自身の家族との夏休みは、子供が小学校の頃、夏休みに入る7月下旬頃に、長野県や岐阜県で涼を楽しんだりしたことぐらいでしょうか。一度子供が大学生の時、祇園祭りの曳き回しを見たこともありました。
今は、夏の疲れを増やさないように考えるのが精一杯です。

夏の思い出

夏の思い出
はかなさ
私の子供の頃は、久居の南側を流れる3キロから4キロ離れていた雲出川で花火が打ち上げられていました。中学生になった頃かいつからかはっきりは覚えていませんが、久居の自衛隊の駐屯地(600mほどの近く)で花火の打ち上げが始まり、お寺の境内からも見ることができるようになりました。花火を打ち上げる場所で見るととても迫力があるもので、友達や家族で、場所を取り何度も見ていました。花火大会のような大事ではないが、自宅でする花火も楽しい。花火の何が私(住職)をひきつけるのか。考えてみると、「はかなさ」を強く感じます。ほんの一瞬で終わってしまう花火に自分の人生を投影することもあります。
夏休みになるとセミの鳴き声が聞こえてくる。セミにも「はかなさ」を感じるは、私だけではないだろう。中国や西洋では、セミは「復活」や「再生」として考えられているようですが、日本では、「無常」や「はかなさ」と捉えられているのにも興味があります。

六字名号

お寺の宝物

六字名号 (専修寺第12世)堯慧上人筆 1幅
高田派の名号(みょうごう)で、専修寺第10世真慧上人が用いたと言われる名号の形式で、中央に「南無阿弥陀仏」と書かれ、その左右に、善導大師と法然聖人に続いて高田の歴代上人が書かれています。
向かって右上から「善導・親鸞・顕智(第3世)・定専(第5世)・順証(第7世)・定顕(第9世)・応真(第11世)」左上から「法然・真仏(第2世)・専空(第4世)・空仏(第6世)・定順(第8世)・真慧(第10世)」 左下に「愚老80歳 大正層堯慧 書之」とあります。

この形式の名号を用いた真慧上人は、親鸞聖人の「み教え」の正統は、善導(大師)・法然(聖人)と続く高田派にあることを著したと思いますが、堯慧上人の名号は、高田派の第11世応真上人と真智上人の正統争いが続いていた時代で、応真・堯慧と続くことが高田の正統であることを示しているとも見ることができと思います。

【案内】8月15日 津・平和の鐘

【案内】8月15日津・平和の鐘
今年6回目になる、「津 平和の鐘」を8月15日に開催します。「津がつながる津ぅりずむ」が主催し、津市内にある鐘を撞き「戦没者の追悼と世界平和を祈念する」ことに賛同した寺院が正午に黙祷をしてから鐘を撞きます。
妙華寺も趣旨に賛同して終戦記念日の15日(火)正午から30分間、一分間の黙祷の後、鐘をつきます。
昨年同様、呼びかけはしませんが、新型コロナウィルス感染症の感染防止対策をしています。8月15日正午から30分の間にお墓参りにお越しの場合、鐘をお撞きいただく機会もあります。

※妙華寺の鐘は、お寺の行事の案内の時だけ撞いています。

【案内】8月の日曜学校は6日 午前7時30分からです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても暑い日々が続いています。体調管理に気をつけましょう。
8月の日曜学校は、8月6日の朝7時30分から8時頃までです。
 ご家庭での平素の夕時のお勤め(重誓偈・文類偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)
※新型コロナウィルスの感染拡大防止の件について、様々な意見があることは重々承知しておりますが、最終的にはお寺の住職の判断で、開催を考えています。

風邪の症状や熱のある方はご遠慮願います。
マスクの着用をお願いします。(お持ちでない場合お寺にお申し出下さい)
本堂入口に手指の消毒を行っていただき、うがいや手洗い場所も用意しています。
手が触れる出入り口のアルコール消毒もこまめにしています。
本堂内の換気・間(ま)の確保などして対策を講じます。
とはいえ、決して不安や不満を抱えながら参加する催しでもありません。
どうかご無理ない範囲で判断をしていただきますよう、よろしくお願いいたします