報恩講の準備③

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報恩講の準備③
真宗寺院として最も大切な行事の報恩講をどのように、お同行(生活者)に伝えるかそれぞれのお寺が工夫した行事を考えられています。
妙華寺の報恩講のお非時(ひじ)は、長年、親友婦人会の皆様が、野菜などを持ち寄り前日から準備して、当日ご聴聞いただく皆様にご奉仕していただいていました。
時代が変わり、婦人会に次の世代の方の加入が少なくなり、およそ8年ほど前からお非時のご奉仕も難しくなりました。その後、おてらおやつクラブで支援させていただいています団体様のお力を借りて、一日限りの子ども食堂も併設して、今に至っています。2年前の新型コロナウィルス感染症の時から、残念ではありますが、お店で購入したお弁当をお渡しする形になり、今年もそのような形でさせていただくことになりました。
お寺で食事を提供するのは、報恩講だけです。
お非時の準備で思い出すことは、たくさんの食材を洗い、形にして、煮込んだりするので昔ながらのかまどのある土間が賑やかになる時間でした。また当日は、多くの方々がお非時を召し上がりになり、その切り盛りをすべて婦人会の皆さんがご奉仕してくださった姿です。終わった次の日に、後片付けにも駆けつけていただきました。本当に頭が下がります。

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先日、ある会議で、食品衛生法が改正されたことを知り、イベントなどで飲食を提供する時に保健所に所定の書類を届け出ることが必要になったと聞きました。
お非時も以前のように、お寺で作るように戻った時、これまでも以上に衛生管理には気をつけていきますが、書類の提出を含めて、更に気をつけていかなければいけないようです。1度保健所に出向いて話をお聞かせいただく時間を取りたいと考えています。

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