快慶展

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 先日、奈良国立博物館で開催されています「快慶」展に行きました。あいにくの雨でしたが、桜も満開に近く、鹿もたくさんの観光客に人気でした。「快慶」展も多くの人でした。私(住職)は快慶については、学校の日本史で習った程度の鎌倉時代の有数な仏師の一人としか知りませんでしたが快慶の作った代表的な多くの仏像を拝見できた喜びを感じました。また阿弥陀信仰者としての生き方も快慶の仏像を多くの方々が求めた一因になるようです。
 近年高田本山専修寺の如来堂のご本尊である阿弥陀如来立像も、調査により快慶が作った特徴が顕著に認められ、また光背や台座もきわめて入念な作技で素晴らしいものとあり、私(住職)には、より快慶に親しみがもてました。
 また、「快慶」展が終わると源信の1,000年忌特別展として「源信 地獄・極楽への扉」展が予定されているようです。源信(げんしん)は大和(奈良)出身で、天台教学を修め、比叡山横川(よかわ)の恵心院に住したので恵心僧都とも言われています。『往生要集』を著し、あらゆる衆生のため穢土を厭離して阿弥陀仏の浄土を欣求すべきことを勧めました。親鸞聖人は七高僧の一人として尊ばれた方です。展覧会では、源信の影響下で生まれた名品を紹介されるようです。こちらも拝見したいと思っています。
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