妙華寺の報恩講は12月3日です

妙華寺の報恩講は12月3日です。

1ヶ月前の10月18日は龍谷大学の報恩講でした。龍谷大学の前身である西本願寺の学林を開設された良如上人のご命日にお勤めされているようです。

今年は、高田本山の法主様がご講演されるということを知り拝聴させていただきました。龍谷大学の深草にあります顕真館を訪れたのは子どもが大学に進学した頃で10年前のことです。

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高田本山の法主様は「北関東の親鸞聖人」という講題で、親鸞聖人が流罪赦免後に関東へ赴かれたことに焦点を当てられお話をされました。高田派では親鸞聖人が信濃の善光寺から感得されました一光三尊仏が栃木県の専修寺(本寺)のご本尊でありますので親鸞聖人が善光寺聖の一人として関東へ赴かれた説にそれほど違和感はありませんが、本願寺派の皆様はどのように受けとめられるかご法主様も興味があるようでした。親鸞聖人の在世中のお勤めになる対象やその荘厳は、今よりもっとおおらかなものであったと思います。時代がさがる中でそぎ落とされてきたように思います。

帰りには、久しぶりにキャンパスで多くの学生達の中で、お斎(とき)をいただきました。

妙華寺の報恩講は、ずいぶん以前(昭和6年生まれの前坊守の記憶で)は、12月14日15日16日でした。前々住職の時代に12月4日5日になり、前住職の時代に12月5日になりました。平成28年より12月の第1日曜日に変更させていただくことになりました。今年は12月3日です。

報恩講の荘厳の特徴は、西余間に親鸞聖人絵伝(四幅)を掛け親鸞聖人の御生涯をわかりやすく拝見できます。(以前は絵説きもあったようです) また、聖人の宮殿のお戸帳も外して聖人像がいつもより拝顔できる喜びもあります。(高田本山では15日の初夜のお勤めの後、内拝と言って出勤法中が内陣でお焼香をさせていただきます)
昨年よりご法話修了後、内陣の聖人像を内拝していただき西余間の絵伝を拝見してお帰りいただく予定です。

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今年は、西本願寺派の布教使で龍谷大学大学院教授の葛野(かどの)洋明(ようみょう)師にご法話いただきます。葛野(かどの)洋明(ようみょう)師は、西本願寺派所属ですが、高田派の若い布教使の育成にも助言されています。今回は、衆徒(娘)のご縁で、妙華寺でご法話をいたくことになりました。一人でも多くの皆様にご聴聞をいただきたいと思います。

お寺の年5回の行事では、ご法話をお聴聞していただきます。布教使様がいただかれました、親鸞聖人のみ教えの味わいを通してこの私が阿弥陀如来のお目当てであることをあらためて気づかせていただく時間を大切にしていきたいと思います。

年5回の行事のご法話をお聴聞していただきますと「法会参加票」に押印させていただいています。ご聴聞をお喜びするご縁となりますように、10回ご参加いただきますと記念の品をお渡ししています。