【案内】
讃佛会(さんぶつえ)
「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。日本では、昼夜が同じ時間になり、太陽が西に沈む頃の春分の日・秋分の日を中心に一週間を春秋二季の彼岸と例えます。日本人の心に根付いた仏教への心温まる気持ちの現れです。
彼岸は、仏典に出てくる言葉で、パーラミターというインドの言葉を訳したものです。彼岸とは「到彼岸」の略で、迷いの世界(この世)から悟りの世界に到るということです。この迷いの世界を此岸(しがん)といい、如来の悟りの世界を彼岸と名付けています。
親鸞聖人は、「人みなこの此岸、つまり人間世界から彼岸への途を歩まねばならない」とおっしゃってみえます。
此岸から彼岸へのこの道は阿弥陀如来ご廻向の道であります。浄土への道は、浄土からの呼びかけの道であります。彼岸会はインド・中国にはなく日本独自の法会です。真宗では彼岸の一週間を佛徳を讃嘆する場として、また聞法のご縁の場として大切にしています。
真宗では、彼岸会を讃佛会とも申しています。
法苑院妙華寺では、春分の日・秋分の日の午後1時30分からお勤めと法話を勤めています。 親鸞聖人のご和讃に
「生死の苦海ほとりなし
ひさしくしずめるわれらをば
弥陀の悲願のふねのみぞ
のせてかならずわたしける」とお述べになっています。
苦悩の世界(此岸)に沈んで久しい私たちは、阿弥陀如来の悲願によって救われる(彼岸へ運ばれる)とお諭しになられています。
3月21日(祝・火)午後1時30分からお勤めをいたします。
浄泉寺の戸田栄信師のご法話がございます。
妙華寺では、ご法話をご聴聞していただくと法会参加票にスタンプを押印させていただいています。ご聴聞をお喜びするご縁となりますように、10回ご参加いただきますと記念の品をお渡ししています
【新型コロナウィルス感染症の拡大防止対策】
今年3月13日からマスク着用は個人の判断に委ねられました。
お寺では、新型コロナウィルス感染症の感染防止対策の1つであります仕切り板の一部を取りました。仕切り板の時もそうでしたが、畳一畳に2席のイスを配置しています。
換気についてもこれまでと同様注意を払っています。
マスク着用の判断は個人に委ねますが、他の方が心配される場合もありますので、体調が優れない場合や、風邪の症状などある場合は、無理をなさらないようお願いします。
マスクを忘れたり着用の必要を感じられましたらお寺にお申し出ください。ご用意させていただきます。
これまで通り、検温やアルコール消毒にはご理解をお願いします。
湯茶の用意はしていますが、お飲みになられる場合は、各自でお飲みいただくようお願いします。
コロナ前の形には戻りませんが、安心・安全な場の提供を考えていきます。
また健康である方も、不安を抱えながら参加する行事ではありません。
どうかご無理のないお気持ちでご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。