お寺は、「死」について安心して聞ける場所

 布教使様のご法話をご聴聞する機会はそれほど多くありません。
何故ご聴聞するのか? 私の場合どこか安心したい思いがあるのだと思います。先日、高田本山で布教伝道大会がありました。
 「死」の怖さもそうですが「死」に至る怖さもあります。このときの「死」は「私の死」であり「他人の死」ではありません。「私の死」が如来のはたらきで安心できることを布教使様がそれぞれのスタイルで語りかけていただくことは何度聞いてもありがたい気持ちになります。
 今回は、大切な方がお亡くなりになられてから悲しみの中でお勤めをし、ご遺族にお話しをすることも大切でありますが、今まさに亡くなられてゆく方にどのようなお話しができるのか考えさせられました。
また、 「死」について安心して聞ける場所がお寺ですと講師先生がおっしゃられましたこともお寺を預かる者として、お同行の皆様方に本当に安心していただく場になるよう精進していかなければいけないことと改めて感じました。
 毎日全国のどこかのお寺で、ご法話をご聴聞できますが、妙華寺では、一年間に5回のご縁です。身近なお寺で、「後生の一大事」について布教使様のご法話をご聴聞しましょう。
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2016-04-29春千部IMG_2181

5月の日曜学校は、朔日です。

5月の日曜学校は5月1日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の朝時のお勤めを一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)

日曜学校念珠IMG_1153

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4月29日は春の千部会 13時30分からお勤め

    妙華寺の永代千部法会(えいたいせんぶほうえ)
 永代経法会というと、亡くなられた方が少しでも早くお浄土へ往生させてもらうための供養法事と思いがちですが、大きな考え違いです。この法会は、亡くなられた方が、後に残った私たちに「仏法を聞きなさい」「お念仏を申しなさい」と呼びかけてくださる大切な仏縁であります。私たちが亡くなられた方へではなく、すでに浄土に往生された亡くなられた方が私たちの為にしていただく法会であります。
 妙華寺では、永代経冥加金をお納めいただきますと、現在、永代千部会(えいたいせんぶえ)として春は4月29日(祝日)、秋は10月第四土曜日に、西余間(向かって左の余間)に加入されましたご法名を法名帳・法名軸を掲げてお勤めしています。
また、お勤めの後ご法話をお聴聞していただけます。
布教使は、義明寺の高藤英光師です。
  ご法話をお聴聞していただきますと「法会参加票」に押印させていただきます。ご聴聞をお喜びするご縁となりますように、10回ご参加いただきますと記念の品をお渡ししています。
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4月のおてらおやつクラブ

おてらおやつクラブ
果物のお供えがありました。一人親家族様にお届けするおてらおやつクラブでは、発送予定をしている時に果物のお供えがあることが少なく主に日持ちするお菓子が多いです。今回は、果物のお供えがありましたのでゴールデンウィークには少し早いですが発送いたしました。

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ひとくち法話

恭敬のこころに孤独なし(くぎょうのこころにこどくなし)
「好きな釣りだけではなく、旅行や地域活動にもできるだけ参加してきた。けど、なぜかいつも心は重く、あまり人と話をする気にはなれんかった」と嘆かれたお年寄りがありました。
奥さんに先立たれ、家族からも何となく疎外されるようになって、孤独な思いをもったのでしょう。それを振り払おうとして努力してみたが、心の空洞は益々深まって「何のために生きてきたのか」と自問自答するばかりだというのです。
本願力にあひぬれば むなしくすぐる人ぞなき 『高僧和讃 天親讃第3首』
これは親鸞聖人が和讃の中でのべられたものです。本願力とは苦しみ悩み続けている私たちを「必ず救う」という仏さまのお働きです。この教えにめざめると「何のために人のいのちをうけて、いきているのか」という理由がわかります。
ひとりで生きているという思いこみは疲れます。私だけが、うちだけが何故という自問自答では、道は開けてきません。私のいのちは、天地自然のめぐみ、社会の相互扶助、我が身の不思議な働きなど、すべて『おかげ』で生かされて生きていたということに気がつくと肩の荷が軽くなるでしょう。
そして、このおかげさまが、恭敬のこころです。
『おかげさま』といただく生活から、たくさんの人々との暖かい出会いが開かれてまいります。
※「ひとくち法話」真宗高田派本山より

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栄昌寺 前住職の葬儀式

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葬儀 前住職の一つ上の兄の葬儀式にお焼香させていただきました。
前住職の兄弟は6人で、戦争で亡くなられている方もいましたが皆お浄土へ行かれました。前住職の父は、高田派のお寺に生まれ、ご縁があり、浄土宗のお寺に入寺しお念仏の道を歩まれました。一番下の子供として生まれた前住職は、高田派の妙華寺に入寺してお念仏の道を歩まれました。父とこの度ご往生されました一つ上のお兄さんは、小さいときからいつも一緒にいて、「あきちゃん」・「かずちゃん」と互いを呼び合い父が病で入院最後まで夢を見ていたのか、「あきちゃんが来た」とか、一番上の姉さんの名前を呼んだり、最後まで兄弟のことを思い起こしていたようなことを改めて思い出しました。前住職の葬儀は、本堂の改修時で妙華寺会館で執り行いました。前住職の七回忌ももうすぐやってきます。

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四季の花

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四季の花 3月から4月にかけて境内は華やかな彩りになります。
赤、黄、白、紫など名前も覚えていない花が咲き出します。先週桜が満開でしたが、今年は早くも藤が咲き始めました。

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生活の中の仏教のことば

「食堂(じきどう)」
一般には食事をさせる店や各家の台所を食堂(しょくどう)と呼んでいますが、もとは寺院の七堂伽藍(がらん)のひとつでした。僧房なので、「堂」の一字がついており、食事のマナーもきびしいものがあります。今日でも、食前食後に手を合わせ「いただきます」「ごちそうさま」というマナーは生活の基本になっています。

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講演会のご案内 5月18日(水)午後3時から

講演会のご案内 5月18日(水)午後3時から
今年の親友婦人会の総会日(5月18日)には、東京の浄土真宗東本願寺派の緑泉寺のご住職 青江覚峰師をお招きしてご講演をしていただくことになりました。
青江覚峰師の主催されています「暗闇ごはん」の行事を通して、人間として他の命を頂いてくしか私の命が存在しない(あたりまえのこと)を改めて実践されていることを『伝道』82号を読んで知り、ご講演を依頼しました。
住職もまだ経験していない「暗闇ごはん」ですが、青江師のお寺である緑泉寺のHPには、
「暗闇ごはんについて
浅草・緑泉寺で行われている月一度のイベント。
海外で試されている真っ暗な中で食事をとる「ブラインドレストラン」を、
 明かりを落とした薄暗闇の部屋でアイマスクを着用していただき、完全に視覚を奪われた状況を作り出します。そして、イベントご参加の注意点など簡単な説明のあと、料理が一品ずつ運ばれます。
 日常では体験することのできない真の暗闇。完全に視覚を奪われた中で、 残された嗅覚、味覚、聴覚、触覚をフル回転させるためには、 ものを食べるという行為が大いに効果的です。
 また、お寺という非日常の空間で、顔の見えない相手とひとつの食卓を 共にすることも、「暗闇ごはん」を体験する人の想像力を多分に刺激することでしょう。
 お出しする食事はけして豪華なものではありませんが、 暗闇の中でこそ食べて楽しい、食べて驚きのひとときであるよう、 食材や調理にも工夫を凝らしております。
 代表:青江覚峰 」と記載されています。
まだ、ご講題は頂いていませんが、青江師の食を通してのお話しから、私たちの生き方をもう一度省みたいと思います。
                                                  法苑院 妙華寺 中川 和則
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布教大会

京都若手僧侶法話勉強会様の主催の布教大会が行われました。
およそ50名の方々がご聴聞に駆けつけてくださいました。
最初にお勤めがあり、出勤僧侶は、西本願寺の方が多く普段唱和されない「文類偈」の節を心配されていましたが、堂内の大勢の大きな声で一緒に合わせて唱和されていました。
ご法話される若手の4名は、少し緊張の趣で始まりましたが、落ち着いた口調で自分の経験を交え、阿弥陀様のはたらきを讃嘆され、最後に会の代表の中西正導師(本願寺派布教使)がまとめられました。その後、茶話会では、お茶とお菓子をいただきながら若い僧侶が、ご聴聞された方お一人、お一人のお話しをお聞きしたり、お尋ねに丁寧にお答えしていました。平素のお勤めの後に私(住職)とお同行の皆様との話より活発な会話で私に課題を与えていただいた感じです。
ご聴聞をいただきました皆様には、お同行様をはじめ、地域の方々、河芸の満願寺様の坊守様と婦人会の皆様や、近隣のご住職様にもお越しいただき大変感謝申し上げます。
また、京都若手僧侶法話勉強会様には、遠方より三重県津市久居の妙華寺までお越し頂き、布教大会として4名のご法話をご聴聞できることを楽しみにしていました。
現代は、仏教のこと、親鸞聖人のことなど、書籍やメディアで知ることもできますが、ご法話を聴聞することは、布教使様とご聴聞する私たちが一体となり、仏徳讃嘆を作り上げているように感じます。布教使を目指している若い僧侶と共にお育ていただいた時間となりました。

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