終活カフェ 家族・個別(無料)相談会

 

終活カフェ 家族・個別相談会
お寺は誰の為にあるの? 目の前のあなたの為に存在します。

これまでも、お寺では、何気ない日常の生活の中で感じられる孤独感や寂しさなど他者からみればとりとめもないことでも言語化してお話してくださることをただただお聞かせいただく「場」をもうけさせていただいています。

そのような中、終活の相談事も多岐にわたります。
専門的なご相談は、専門家のご紹介であったり、生活での困りごとなどでの行政への橋渡しになりますが、あなたのお悩みをお聞きするだけの傾聴の時間など今あなた1人で抱え込まないで気軽にご相談ができる「場」をご用意したいと思います。

コロナ禍で「集う」ことが難しい時期ですので、これまでの終活カフェにご参加された皆様のお声をお聞きして、10月から家族(個別)終活相談会(相談時間1時間)を妙華寺会館にて無料開催する予定です。

※新型コロナウィルス感染症の感染防止対策として、風邪のような症状などいつもと違う体調の場合はご遠慮ください。会場では、マスクの着用・手指の消毒・体温測定にご協力ください。

ご希望の日時をご連絡ください。お寺の予定を確認して、空いている時間
(1時間)を家族(個別)終活相談として妙華寺会館で開催します。

生活者の意識

 

「寺院・神社に関する生活者の意識調査」(2021年6月実施・前回は、5年前)を手にしました。5年間で生活者の寺院・神社への意識も変化しています。(前回は神社の関する調査はありません)
今回は、コロナ禍の中での調査で、コロナ禍に対応する設問もあり、生活者の寺院・神社に対する意識調査は、前回に比べて多岐にわたっています。
そのような中で考えさせられたことは、「生活者がお寺や僧侶を意識する時間があるのでしょうか」ということです。
ごく普通の生活者は、朝起きて、身支度をして会社に出勤(仕事に行き)夜まで働き、自宅に帰って、食事をしたり家族団らんの時間があり1日が終わります。
自宅で過ごしている場合でも、日々の生活のするべきことに追われて、心が安まることがないことは以前からもお聞きしています。
自宅にお仏壇があって、手を合わすことはあったとしても、お寺や僧侶のことを意識する時間はほとんどないと感じます。
季節の中で、お彼岸・お盆・年末年始の時期にお墓参りを考える時や、家族が亡くなられた時の通夜・葬儀、それ以降の年回法要の時に、お寺や僧侶のことを思い浮かぶのではないでしょうか。
私の人生の中で1人の家族が亡くなられ葬儀を行い、次の年から1周忌・3回忌・7回忌・13回忌・17回忌・23回忌・27回忌・33回忌と丁寧にお勤めしたとしても32年間で8度ほどの関係です。今の時代では、7回忌や13回忌も求められない場合もありまので、先祖供養についての意識も相当変化しています。
今の時代では、仏の「み教」を通して自己のあり方を見つめる意識も変化しているのでしょうか。仏に出遇うことができなくても生きていけますが、仏に出遇う体験は、その人がより豊かな人生を歩むことができると感じています。
大切な方の「いのち」終える姿を通して、自分自身の「いのち」を見つめて、私の「ものさし」(見方)以外の「ものさし」を感じることが素晴らしい体験だと思います。

お同行の皆様にもお示ししたい内容であり、今回の意識調査を共有して、お寺や僧侶のあり方を話し合ってみることもできればと思います。

お寺の変化⑧

お寺の変化⑧ お寺の空間を災害時に活用
9月1日は防災の日でお馴染みですが、久居に住む私たちは災害をどのように考えているのでしょうか。
高台(海抜20m)にある久居では、水害についてこれまでほとんど心配していませんでしたが、道路改良やこれまで田畑だった土地開発で新しい建物(商業施設・公共施設)に変わると雨水の行き場が失われ、道路の冠水や施設内に水が浸入する場合も経験しています。また、必ず発生する東南海地震の対策も考えなくてはいけないと思います。大きな災害が発生すると、行政が指定している避難所に避難することは周知されていますが、そのような時、お寺の境内や本堂の空間を二次的な避難所として考えたり、復旧にともなうボランテイア活動の拠点として活用することもできるのではないかと考えています。全国でもそのような活用を積極的に行政と協定していることも聞いています。妙華寺もこれからの境内整備では、災害時においてお寺の境内を避難スペースとして活用できるように考えていく予定です。
※小さなことですが、昨年から本堂にウォーターサーバーを設置しています。新型コロナウィルス感染症の感染防止対策の1つではありますが、災害時にも活用できると考えています。

9月の日曜学校は5日です

9月の入ると新学期ですが、今年は三重県も緊急事態宣言中で、感染者も拡大していますのでいつもと違う雰囲気ですが、心を整える時間になればと思います。

09月の日曜学校は5日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の朝時のお勤め(重誓偈・正信偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。

また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)
※今回は、三重県でも、緊急事態宣言中であり新型コロナウィルス感染症者が増えている中でのことで新型コロナウィルスの感染拡大防止の件について、様々な意見があることは重々承知しておりますが、最終的にはお寺の住職の判断で、開催を考えています。

風邪の症状や熱のある方はご遠慮願います。
マスクの着用をお願いします。(お持ちでない場合お寺にお申し出下さい)
本堂入口に手指の消毒を行っていただき、うがいや手洗い場所も用意しています。
手が触れる出入り口のアルコール消毒もこまめにしています。
本堂内の換気・間(ま)の確保などして対策を講じます。
とはいえ、決して不安や不満を抱えながら参加する催しでもありません。
どうかご無理ない範囲で判断をしていただきますよう、よろしくお願いいたします

お寺の宝物

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お寺の宝物 七高僧絵図
本堂の向かって右側の余間に荘厳されています。親鸞聖人の著書「浄土高僧和讃」に讃歎されています七人の高僧が描かれた絵図です。
七高僧とは、親鸞聖人が浄土教の祖師として尊崇した、インド・中国・日本の七人の高僧を示します。龍樹(りゅうじゅ)菩薩・天親(または世親)菩薩【インド】、曇鸞(どんらん)大師・道綽(どうしゃく)禅師・善導(ぜんどう)大師【中国】、源信(げんじん)和尚・源空(げんくう)上人【日本】の七人で、それぞれの著書の中で真宗で大切にしているものを「七祖聖教」(しちそしょうぎょう)という。
龍樹の『十住毘婆沙論』の「易行品」
天親の『無量寿経優婆提舎願生偈』(浄土論あるいは、往生論と略する)
曇鸞の『無量寿経優婆提舎願生偈註』(往生論註あるいは、浄土論註、単に論註と略する)
と『讃阿弥陀仏偈』
道綽の『安楽集』
善導の『観無量寿経疏』 と『法事讃』と『観念法門』と『往生礼讃』と『般舟讃』
源信の『往生要集』
源空の『選択本願念仏集』