お寺の掲示板

お寺の掲示板
「臨終の言葉」を残すのは不可能だと心得ておく

『人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる』 谷川洋三著から
著書は続いて、死の間際に伝える臨終の言葉ですが、末期がんの患者の場合に、その言葉を残すのはかなりむつかしいこと。伝えたいことは早めに伝えましょう。

「最期のとき」とはいつのことなのでしょう? 心臓が止まった時点からどのくらい前までをいうのか定かではありませんが、亡くなる数日前に話したことでも、臨終の言葉と表現できるでしょう。私が伝えたいこのは、臨終の言葉を残せる可能性は少ないのだから、伝えたいことはできるだけ早く伝えておきましょうということです。

※入院中の父の最期もそばに居ることができませんでした。それでも家に居るとき「ありがとうな。後はたのんだ」と言う言葉が、私(住職)への臨終の言葉と思っています。「頼まれた」ことが出来ているのかはわかりませんがいつも心から離れません。

四季の花(蓮)

四季の花 7月に入り本堂前の蓮の鉢に3つの花芽を見つけました。少しずつ膨らむ様子を愛でながら、風雨の中8日に一輪蓮が咲き9日にもう一輪が咲きました。お寺の蓮が咲いたのは、3年ぶりです。
しばらく蓮の花を楽しむことができます。暑い中ですがお墓参りの折にお楽しみください。尚、蓮は午前中の早い時間に開花し、午後になると花びらが閉じてしまいます。また開花して3日目くらいで花びらが散り始めます。※今年は雨が多くて風もあり花びらが散るのが少し早いかもしれません。

お盆のお勤め

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お盆のお勤め
妙華寺では7月(12日から15日)・8月(11日から15日)共にお盆勤めをしています。
例年通りと思っていますが、 COVID-19(新型コロナウィルス感染症)のことで、ご自宅の仏間でお勤めする場合、密閉空間で密集・密接のことを気にされる場合は、中止をお申し出いただいて結構です。当日、伺った時でも、事前にお申し出いただいても対応いたします。お盆期間中の前後でお墓でお勤めさせていただきます。

お寺も窮状 布教伝道活動支援金

お寺も窮状

COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の感染拡大防止の為、お寺の行事も中止を余儀なくされています。お寺は、アミダさんの「はたらき」を喜び合うことで、安心して1日1日を過ごさせていただくことを共に多くの皆さんが「集う場」として成立しているのだと思います。
一人でも喜ぶことはできますが、共に喜ぶことにより、更に喜びが増していくような「場」であるからです。
妙華寺でも、大切な「場」をCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)の感染拡大の「場」にしてはいけない想いでお寺の行事である4月の「春千部会」(住職や法中のお勤めは例年通りしましたが、ご参詣いただくことをご遠慮いただきました)や5月の「お寺の講演会」を中止しました。
お寺の行事も、これからの新しい生活様式にかなった「集う場」を考えています。
「秋彼岸会」までには、参詣者の検温・手指の消毒や飛沫感染予防を取り入れて、参詣される皆様の「不安や心配」がない本堂の設営に取り組みます。

この取り組みには、高田派の共済会(高田派の一般寺院の拠出金で成立)から各寺院に給付されました「布教伝道活動支援金」を充当させていただきます。

安心と安全

安心と安全
最近、日常生活の中で「安心・安全」と言う言葉が気になります。
国語辞典で安心(あんしん)は、「気にかかる事がなく、またはなくなって、心が安らかなこと」「物事が安全・完全で、人に不安を感じさせないこと」
安全は、「危なくないこと」「物事が損傷・損害・危害を受けない、または受ける心配がないこと」とあり、私(住職)は「安心」は、精神的な面で「安全」は身体的な面で不安や心配を感じさせないことと捉えたいです。
この「安心」「安全」という言葉から私(住職)が、まず思い浮かべるのは医療機関です。 病気でまさしく「いのち」を預ける場所です。精神的にも身体的にも不安や心配を感じさせないことが一番の大切な場所です。先日、歯科医院に行った帰りに、「新型コロナウィルスに関して歯科受診者、歯科受診をご検討の皆様へ」というレジメをいただきました。その歯科医院の「安全・安心」の取り組みが書かれてあり、歯科医師他スタッフの健康管理は勿論のこと、治療の内容で不安や心配が生じることがないように説明されています。治療室の空気清浄機も、一般家庭のものでなく医療機関専用のものでウイルスのような浮遊物質も除去できるそうです。そして次に理髪店を思い浮かべます。ハサミやカミソリが私の肌に接していることはある面「いのち」を預けている状態と考えてしまいます。それなのに同じ理髪店に通い続けていると顔を剃っている間に眠ってしまったりすることもあります。
医療機関も理髪店も相手に「不安や心配」があれば成り立たない「場」であります。

そして、お寺は「安心な場(精神面で不安や心配を抱えながら、このままの私でよかったとうなづくことができる場)」であると私(僧侶)は思っていますが、はたして生活者の皆さんには、どう映っているのでしょうか。
「私の不安な心を、仏さんは、そのままでも大丈夫ですよ」と常にはたらきかけていらっしゃる「場」がお寺と思います。普通に生活されている皆様には、とっつきにくく、少し聞いただけではうなづくことが難しい「み教え」や「法話」の為、今の時代お寺は避けてしまう場所であったり、生活者には関心(関係)のない場所とも感じていらつしゃるのではないでしょうか。
お寺は、1人1人の「限りあるいのち」のあなたのままで、しっかりと「安心」してよいのですよとお伝えする「場」です。
お寺は敷居が高くて入りづらいとのお声もお聞きしますが、あなたが、もし少しの勇気を振り絞っていただくことができれば、あなたの不安や心配に対して、仏様のはたらきをお伝えして「安心」できる日々を喜ぶことができる「場」になります。今は、電話やメールもございますので、直接お寺に足をお運びいただくこともできない場合でも対応させていただくこともできます。
お寺に何を求められているかは、人それぞれです。お寺で対応できないこともある場合もございますが、あなたが求めることに真剣に耳を傾けています。

※仏教では、安心(あんじん)は、「心を一処に安置して不動なこと。安定した心のこと」

7月の日曜学校は5日です。

今年も早、半分過ぎました。新しい生活様式に心がけながら新しい習慣として日曜学校に参加されませんか。
7月の日曜学校は5日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の朝時のお勤め(歎仏偈・正信偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)
※新型コロナウィルスの感染拡大防止の件について、様々な意見があることは重々承知しておりますが、最終的にはお寺の住職の判断で、開催を考えています。

風邪の症状や熱のある方はご遠慮願います。
本堂入口に手指の消毒を行っていただき、うがいや手洗い場所も用意しています。
手が触れる出入り口のアルコール消毒もこまめにしています。
本堂内の換気・間(ま)の確保などして対策を講じます。
とはいえ、決して不安や不満を抱えながら参加する催しでもありません。
どうかご無理ない範囲で参加のご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。