ぴっぱら

ぴっぱら(PIPPALA)のこと
2ヶ月に一度発行のこの冊子を見たのは、高田本山に所用で伺い、待合で待っていた時、本棚にあるのを目にした。(公財)全国青少年教化協議会の発行するもので「ファミリアル仏教誌」とあり、手にした。冊子の裏面には、6つの願いが掲げられている。本文も易しい言葉で子ども達へ仏教の心を伝えようとしているのがわかる。私には、子どもへ仏教の素晴らしさを伝える力もなくどのようにしたらよいかわからなかったので早速会員になった。
 HPでは、「全国青少年教化協議会は、仏教精神に基づき、国内外における子どもたちの健やかな育成と家庭支援を目指す超宗派の団体です」とある。「子ども支援ネットワーク」ともあり、いろんな活動をしている。
全国青少年教化協議会(略称・全青協)は、仏教教団60余宗派と関連企業が協力し、青少年の豊かな生活と未来を願い1962年に結成(翌1963年設立認可)された公益財団法人です。2013年には創立50周年を迎え、同年12月2日に公益財団法人に移行いたしました。
「仏教子ども会・日曜学校」の推進をはじめ、子どものころから仏教に親しみ、世の中の移り変わりに押し流されることのないその教えによって、たくましい心をもった人間に育ってほしいと、諸事業を展開しています。
いじめ、不登校、少年犯罪など、ますます多様化する青少年に関する課題に対し、仏教や仏教者が果たす役割を常に考え、青少年はもとより、彼らとともに歩む青少年教化活動者を支援していきます。
また付属機関として2008年に「臨床仏教研究所」を立ち上げ、現代社会において僧侶や仏教者が果たすべき役割について研究し活動者の養成に取り組んでいます。
 個人的には、臨床仏教研究所の活動に興味もある。寺子屋教育の活動も興味深い。妙華寺で子ども達を通してどのような活動ができるか考える機会をいただいている。

※冊子名の「ぴっぽら」とは、お釈迦さまは、「ぴっぱら樹」という大樹の下に坐り、瞑想され、お悟りを開かれました。そこで、「ぴっぱら樹」のことを人々は「菩提樹(悟りの樹)」と呼ぶようになりました。本誌「ぴっぱら」は、「菩提樹」のインド名から名づけました。

2016-05-05ぴっぱらFullSizeRender