青巖寺にて

青巖寺 前住職7回忌並びに前々坊守50回忌
小山の青巖寺の前住職の7回忌並びに前々坊守50回忌に、親戚寺院の1人としてお勤めさせていただきました。
ちょうど同じ年の5月に妙華寺の前住職が往生し、一月後過ぎの6月の終わりに青巖寺のご住職様がご往生されました。私はご往生された前年の11月に三河の親戚寺院の親鸞聖人750回御遠忌にご一緒させていただき、行き帰りの時間にお話しができたことと、その年の末に、私の父への見舞いに来ていただいた時、改修前の本堂でどのように改修するかお話ししたことが忘れられません。それまでも私が兼業からお寺のお勤めだけになった時から従兄弟の子ども(私の祖母が青巖寺から妙華寺に来られたので、青巖寺の前住職と母は従兄弟でした。)として気にかけてくださっていたことも有難いことでした。

法会の後、ご住職が挨拶で「前住職がご往生されて6年の間に大きな行事がありましたが、前住職が願われていたことが残されていて、それをできるようにお同行様と共にさせていただいたことや、これまでの歴代住職の記録を元に、行事を作り上げることができたことに感謝します」と述べられました。本当にお寺の相続は歴代のご住職やお同行の先達が一生懸命お寺をより良いお寺にという思いが詰まっているものと感じました。私が、今住職としてお預かりしている妙華寺も、お寺に思いを寄せていただいている多くの先達の思いを、次の世代へつなぐリリーフ(中継)としてより良いお寺を目指したいと思います。
小高い場所に位置する青巖寺の山門から外を見渡す景色は広々としていつまでも見入っていたい気持ちになります。

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