見えない補修工事

今月は、境内墓地の表示板の改修と本堂西側の一部剥落した白壁を補修しました。
また、本堂の入り口の左右の板壁が経年で痩せ細ってすき間が、随分前からできていました部分を内側から補修しました。
墓地の表示板については、既にブログで紹介していますが、本堂西側の白壁が剥落しましたのは、昨年の年末寒波と強風の時、一部が剥落しました。隣接する書院へ続く建造物との間の部分の壁の一部でした。
本堂入り口の左右の板壁は本堂が開いている時、外側の唐戸に挟まれあまり見ることもありません。また本堂内からは、手前に掲示板を設置していますのでやはり見ることも少ないと思います。本堂が建立され、およそ150年の前からの板壁と思いますが、良く見ると、乾燥して板が縮んだり、亀裂が入ったりして、外からの日差しが本堂内に入っています。換気にはもってこいですがそのままにしておくのもいかがなものかと考え、内部から板壁を補修しました。
あまり視覚に入らない部分の補修ですが、このような作業を継続しているお陰で次世代に引き継ぐことができるのだと思います。