絵解き説法

絵解き説法
10月26日、高田本山の大講堂にて「絵解き説法」がありました。主催は、三河すーぱー絵解き座と言う団体で、21年前に絵解きの勉強会から始まり愛知万国博覧会で出演を期に「三河すーぱー絵解き座」を旗揚げしたそうです。宗旨宗派を越え、僧俗の別を越え、仏教をわかりやすく視聴覚に訴え、時に面白く、有難く、尊い、絵で法を解く「絵解き」を続けられているそうです。今回のチラシに「What`s絵解き?  掛軸に描かれたお釈迦様やお祖師様のご生涯や仏教の教えを、わかりやすく、尊く、またおもしろく語る説法」とありますので、芸能や娯楽では無く、ご法話の1つの形としてあるようです。


私(住職)は、絵解きは、以前はお寺の行事の報恩講や一光三尊仏のご開扉法会でも盛況に行われていたと聞いていましたが、実際見ることも聴くことも無く、絵解きをする方も高齢で少なくなっているものと思っていました。でも「絵解き説法」の伝統を守りつつ、今も研鑽されている若い方々がいることを知りうれしく、また高田本山を会場にして開催されることを知り、夜の部に聴聞させていただきました。


私(住職)にとって初めて聴く「絵解き説法」は、「二河白道」、「釈迦涅槃図」、「親鸞聖人絵伝」の掛軸を用いて三人の方が、それぞれ掛軸に描かれていることを示しながら仏法を語るのですが、視覚に入る絵(掛軸)がありそれを拝見しながら聴聞することは、布教使のご法話を聴聞するのと、また違った楽しさもありました。また、現代の機器を使用しながらの新しい絵解きは、若い世代の方にも受け入れられるようにも思いました。
妙華寺でも、『お寺で体験』の12月24日は、4幅の「親鸞聖人絵伝」で来年2月25日は、「釈迦涅槃図」を使い、「三河すーぱー絵解き座」の会員でもあります、真宗高田派潮音寺の住職村上英俊師によります絵解き説法をお願いしていますので是非ご聴聞ください。(『お寺で体験』にご参加されます方は、事前にお申し込みが必要です。妙華寺にお問合せください)