津 平和の鐘

75年目の終戦記念日 戦争を体験された人々がご高齢になり、少なくなっています。久居の町には空襲の被害はなかったけれど旧津市内は大きな被害で多くの方が亡くなられました。「戦い」とは「平和」とは考えさせられる課題です。妙華寺の今ある鐘楼堂の鐘も金属類回収令で回収され、戦後も戻ってきた鐘です。

今年3回目になる、「津 平和の鐘」の日でもあります。「津がつながる津ぅりずむ」が主催し、津市内にある鐘を撞き「戦没者の追悼と世界平和を祈念する」ことに賛同した寺院が正午に黙祷をしてから鐘を撞きます。(昨年は台風の影響で当日中止となりました)
妙華寺も趣旨に賛同して終戦記念日の15日(土)正午から13時までの間、一分間の黙祷の後、鐘をつきました。
ちょうどお墓参りに来られたご家族にお声がけさせていただき、黙祷から、一撞きしていただきました。小さな子どもさんもがんばって撞けたようで帰りに「初めて鐘を撞いた」など感想を話されていました。
今日も暑い日ですが、鐘楼堂で佇んでいると、日陰で風が心地よく吹き抜けていました。