法友の死

安藤章仁先生のご往生

彼は私より一回り若いのですが、仏教や真宗のことそして日本文化にも詳しく多くの学びをいただいた1人です。
出会いは27年前の「京都で学ぶ高田派学生の集い」でした。平松先生や京都輪番が高田派の大学生の学びの場を用意し、当時学生をまとめていたのが彼でした。その中に40歳の私もひよっこり参加させていただいて知り合いました。
彼の行動範囲はとても広いので私との関係は、山内の「古文書を読む会」、「教学院」で学ぶ仲間でした。私は教えていただくばかりでしたが、彼は多くの知識を持っていましたので、仲間と言うより先生と感じることでした。

仏教・真宗以外で茶道への興味で私(住職)と話がはずんだことも思い出します。

妙華寺の行事のでは、平成24年・平成25年の春千部会・平成26年の一光三尊仏御開扉法会に布教使として、皆様に法話をいただきました。平成25年のお寺の研修旅行では彼の自坊へ伺い一光三尊仏に関するお話をお聞かせいただきました。

その彼が往生したと聞き、昨年妙源寺のご住職(父親)が往生し、4月から住職としてこれまで以上に活躍されることを願っていた矢先のことで、とても驚いています。
3月1日に宗務院の玄関で久しぶりに会い一言・二言話したのが最後でした。
通夜・葬儀式でお別れさせていただきたかったのですか、法務が入っていましたので、私(住職)は別の日にお悔やみさせていただきました。衆徒が葬儀式で焼香させていただきました。