新しい試み

新しい試み
現在、日本全国だけでなく世界で、新型肺炎の感染拡大で非常事態の状態です。
自分自身が感染していると思い、他者に感染をさせてはいけないとの行動が求められています。このような時、集まることがとても懸念されることになっています。
私たちの生活の中でこれまでとは違う、集まることへの配慮が必要になっています。
密閉空間で、人が密集し、密接な会話をすることが望まれない状態です。

このような非常時に、私(住職)として本堂でのお勤めをすることに工夫を試みます。
お寺の本堂は、昔からの木造建築で、今の建築物のような機密性は無く、冬の寒さ対策、近年では夏の暑さ対策も問題です。多くの方々が聞法(参詣)されるための大間は52畳敷で、昔の数え方では一畳に3名が座りますので、156名が満堂のお寺です。(隅には机などもありますので実際は100名も入れば満堂と言えるでしょう)
ここ最近は、聞法(参詣)されるため方への配慮として、座布団に座る形式から椅子に腰掛ける形式に変更しています。申し訳ないことですが、多くの方に椅子を用意できず35席ほど置いてありました。
今回、畳一畳に椅子を1席の形で18席ほどの対応を考えて見ました。
 ※お集まりいただく人数によって対応をさせていただきます。

また、お寺の行事や年回法要のお勤めの時にお茶をお出ししています。以前に比べこの数年お茶を召し上がれる方が少なくなる傾向ですが、2月から3月にかけて、お茶を召し上がられる方がこれまで以上少なくなっています。(多くの方々がマスクをされていることも理由の1つと考えられます)
ここで、お寺からお茶をお出しすることを一旦休止を試みます。
水分補給は大切ですので、ウォーターサーバーを用意しました。温水・冷水が選べます。
喉が渇いたり、口を潤したい場合お使いください。
また、お申し出いただきましたらこれまで通りのお茶の接待もさせていただきます。

これまでのブログでも記載しましたが、
お寺の本堂出入り口に手指の消毒をしていただくアルコール消毒液も以前から用意はしてありますが、今年の2月から注目されご利用いただいています。
また、うがい・手洗い場所として本堂左手にあります洗い場をお使いください。
多くの方が触れる出入り口のアルコール消毒もできる限りしています。
お寺に訪れる皆様にできるだけ不安な心をならないように考えています。
とはいえ、決して不安や不満を抱えながらお越しいただくことではありません。
どうかご無理ない範囲でご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

また、私(住職)の健康管理として、3月に入ってから一日に2度~3度の検温と、これまでにない入念な手洗いをしています。いつまで続くか分からないですが、私たちの新しい生活規範の中で公衆衛生の概念がより強くなるように思います。