式章(しきしょう)

式章(しきしょう)

先日、お仏壇廻りを整理されていたお同行様から「これ(式章)はどのように使うものですか」とお尋ねがありました。
式章は、僧侶の着用している輪袈裟(わげさ)の形で輪袈裟の下半分が紐になっています。本山や菩提寺から記念の品として式章をお渡しさせていただくことがございます。
本来、お同行の皆様が法会参詣する時に着用するもので礼服の一つとお聞かせいただきます。お寺での特別な行事(御遠忌法会や一光三尊仏御開扉法会)や本山や他のお寺に団体参詣など行く場合、式章を着用されているお姿を拝見しますが、最近は式章を着用して、葬儀、年忌法会をお勤めするお姿も少なくなりました。もしご家庭に式章がございましたら着用される機会をつくられたらいかがでしょうか?