寺報に見る住職の10年の歩み 平成27年

寺報に見る住職の10年の歩み 平成27年
【寺報34号平成27,年12月発行】
『お寺のお宝
 平成27年は、妙華寺に取りまして初めてのことが続けてありました。ご本尊の修復が2月末に完了し、当初のお姿になりました。3月21日から5月10日まで三重県総合博物館で開催されました「親鸞 高田本山専修寺の至宝」展に、県内の一光三尊仏の一つとして、妙華寺の三尊さんも展示されました。5月31日に東海TVの「スタイル+」の番組の中の「お宝照英」で登録文化財の本堂が紹介されました。ご本尊・一光三尊仏・本堂どれをとっても法苑院妙華寺のお宝ではありますが、これらのお宝が、この久居の地でお寺を大切な拠り所として寺院活動が出来るのは、多くの先達や今のお同行の皆様のお力添えがあってのことで、法苑院妙華寺の本当のお宝は、それぞれの時代にこのお寺を大事にされてきましたお同行皆様一人一人であります。私も今このお寺を預かる一人として次ぎに託すまで精一杯汗を流していくつもりです。』

平成27年も初めて経験することがいくつかありました。毎日目覚めることが命をいただいていることであり有難いことであったと気づくことでもあります。9月には念願のお寺のホームページを開設できたことも望外の出来事でした。

7月はお寺のお盆月になり、梅雨の終わり頃に重なりますので、雨の心配をしながらお盆つとめの日を迎えます。お同行様のお家のお仏壇の前でお勤めすることだけ考えています。ただこれからもこれまで通り、同じ期間でお盆のお勤めができるのか少し考えていかないと難しい時期に来ていると思うこともあります。
※寺報に見る住職の10年の歩みは、毎月10日に掲載いたします。