寺報に見る住職の10年の歩み 平成19年

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寺報に見る住職の10年の歩み 平成19年
【寺報26号平成19年12月発行】
『遠忌について 平成19年は、法苑院妙華寺の開基(初代)自信上人の300回忌の年でした。藤堂高道が久居に町をつくり延宝8年(1680)に当地に高田派の寺院の敷地が与えられ越後中川の西光寺より自信上人を招き、翌天和元年(1681)草庵を結び、この地で教化をはじめ、本堂の建立(文政4年の久居大火で焼失)、弁天堂建立、弁天池造立など尽力をつくされ、今の妙華寺の基礎を築き上げられました。50年前の昭和32年には、盛大に250回忌を執り行いましたが、今回は寺で300回忌を執り行いました。平成24年には宗祖親鸞聖人の750回遠忌の年です。もう一度聖人の教えが私たちへどのように届いてきたか振り返る機会だと思います』
 初めて住職として寺報を発行しました。これまでB5サイズでしたがA4サイズに変更しました。前住職までは、手書きで印刷屋さんへ原稿を渡して校正をしていました。今年(平成19年)の寺報からワープロで文章を作成して印刷屋さんへ渡すことになりました。写真もデジカメのデータとして渡して白黒ですが寺報に写真も掲載することになりました。この年お寺の開基の自信上人の300回遠忌でしたが準備が間に合わず、大変申し訳なく、住職と前住職でお勤めをしました。50年前の250回遠忌は、自信上人のご出身の越後(福井県)の西光寺の当時のご住職様もお招きして稚児行列も出る盛大な行事の記念写真を後ほどお同行様から拝見させていただきました。この準備不足を反省して、妙華寺の親鸞聖人の750回遠忌は、平成23年に予定してしっかり取り組みたいとの思いを綴った文章です。
11月は、これまでの住職は来年(この時は平成20年)の繰り出し(年回表)を筆で巻紙に書き始めるのですが、字が大変汚い私(住職)にはそのことが苦痛でワープロを使い繰り出しを作成しました。ワープロの字が小さいとお同行の方から指摘され次の年から少し大きな字体に変更しました。12月の報恩講の式文の稽古や報恩講の案内とその準備、特に境内の銀杏の葉が11月末頃から落ちだす時は暗くなっても境内の掃除をしています。
※寺報に見る住職の10年の歩みは、毎月10日頃に掲載いたします。