寺報に見る住職の10年の歩み 平成18年

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寺報に見る住職の10年の歩み 平成18年
私(住職)の住職拝命は平成18年10月10日でした。あれから10年、私(住職)はどのように歩んでいるのか、「寺報」から振り返りたいと思います。
平成18年は、平成12年から始まりました高田本山専修寺の御影(みえい)堂の平成大修理中で御影(みえい)堂の屋根の瓦葺きが終わり、素屋根が撤去され、4月から堂内の修復が始まる年でした。私(住職)は高田本山専修寺御影堂平成大修理事務局に勤めながら、お寺の住職として歩み始めた年であります。今思うのは、それができたのも前住職がまだまだ元気であったからだと思います。
 【寺報25号平成18,年12月発行】
 『去る(平成18年)10月10日高田派ご法主様より住職拝命の辞令を受け法苑院妙華寺第12世の法灯を継承いたしました。顧みれば昭和45年に得度して以来36年多くの方々のお育てを受けてまいりました皆様のご恩に対しまして改めて甚々の謝意を表するものであります。しかしながら未だ若輩ゆえ住職という重責を担うには未熟に過ぎることは充分承知致しております。今後とも倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げる次第です。右(寺報は縦書き)略儀ながら寺報をかりご挨拶申し上げます。 住職 中川 和則』
寺報に初めて私(住職)の言葉が掲載されました。私(住職)の文章の前に時の住職が住職交代をする挨拶文があります。今改めて、私(住職)の文章を見ますと、気負っている姿と、文章に恥じ入る気持ちです。
10月10日高田本山で住職拝命の辞令をいただく前(私は1年前)に、住職補任研修を受けました。当時は、お寺の総代様も研修を受ける為に高田青少年会館(現高田会館の前身)に宿泊していただきました。住職拝命まで1年ほどの時間がありましたのでこれまで前住職が全てしていたお寺の法人としての経理面を少し知ることができました。改めて10月10日の住職拝命式には、時の住職と総代様にも出席していただきました。その後、高田青少年会館で食事をし、時の住職も当時の私と同じ年齢で住職を拝命したことを知りました。
10月は12月発行の寺報の原稿を10月初旬に印刷屋へ原稿を入れ2度ほどの校正で11月中旬に刷り上がり12月の報恩講の案内に同封しています。
また、秋千部会の案内の宛名を手書きでしています。案内文は印刷ですがせめて宛名は下手な字ですが心を入れて書いています。
※寺報に見る住職の10年の歩みは、毎月10日頃に掲載いたします。