報恩講

今年の報恩講
妙華寺の地域周辺の真宗寺院は、各寺院の報恩講が勤まっています。コロナ前までは、妙華寺の所属する組(グループ)は6ケ寺が、毎年、同じ時期ですが報恩講のお勤めをするお寺に集まって、親鸞聖人のご遺徳を讃歎していました。讃歎する心は同じですが、それぞれの寺院の趣きがあり、楽しみでした。
3年前から新型コロナウィルス感染症のことで、各寺院の報恩講には出仕せず、それぞれの寺院だけでお勤めすることになり少し寂しく感じています。

今年の妙華寺の報恩講は、12月4日の13時30分からです。
ご法話は、豊橋市の正太寺の大河戸悟道師です。
また、今年は ご法話の後、布教使さんに、仏教・真宗の教えでわかりにくいこと、自分の中で疑問など気軽におたずねいただける場を考える「お坊さん教えて」の時間を用意します。ご法話の後も引き続き一座を倶にお造りいただければと願っています。

どうかお楽しみに

報恩講のことで、前々住職や前住職から聞いたことを改めて思い出すと、妙華寺では戦前まで報恩講を5日間お勤めしていたそうです。その間のお非時(お昼の食事)は、当時、小学校に通っていた前坊守や姉妹、他の小学生も給食がなかったのでとても楽しみだったと聞いています。戦後から3日間になり、昭和40年代に2日間になり、平成12年から1日になりました。

報恩講では、聴聞にこられる皆さんにお非時(お昼)を用意していますが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大で、令和元年の報恩講から、集うことが難しく、お非時も、パック詰めの弁当を手渡す方法で皆が一緒に食事をすることも難しくなりました。
新型コロナウィルス感染症のことを考えると、残念ですが、今年も、お非時は、市販のお弁当を手渡す方法に決めました。