報恩講の準備

報恩講の準備④

真宗寺院として最も大切な行事の報恩講をどのように、お同行(生活者)に伝えるかそれぞれのお寺が工夫したお勤めを考えられています。

本堂を荘厳する幔幕があります。紫の幔幕を使用します。掛ける位置が高いので脚立を使い準備します。参道に旗を用意するのも報恩講ならです。

各お同行様へは一週間前にご案内をしています。山門に報恩講の行事案内の看板を掲げます。

内陣では、前卓(まえじょく)に打敷・角掛を用意します。こちらは、自宅のお仏壇でも使われていますので、ご存知の方も多いでしょう。

祖師殿のお戸帳も取り払い、親鸞聖人のお顔がみえるようにするのは、高田本山の15日の初夜勤めに習っています。

本尊宮殿や祖師殿に供菓を用意します。妙華寺では、寺紋の落雁とみかんをお供えします。

お餅の用意や当日は、ご版さんの用意もあります。
灯籠も灯籠飾りをします。
余間の絵伝は以前もご紹介しました。