ホンモノにあう

ホンモノの迫力
私(住職)は、年に2・3度、興味がある展覧会に行くことを楽しみにしています。
ガラス越しではありますが、ホンモノの迫力を感じることは、専門家のような見る目もありませんが、心に迫るものを感じます。国宝や重要文化財に指定されている「ホンモノ」は大変貴重なもので大切に扱われる為、精密な複写品が作られます。見た目では「ホンモノ」と変わりないものですが、「ホンモノ」にしか醸し出すことができない味わいが私たちを惹き付けるのだと感じています。
今年は、COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の感染拡大防止の為、多くのミュージアム(博物館や美術館)での展覧会が中止や延期になっていました。インターネットを通じて公開したり、7月に入り、徐々にではありますが、新しい生活様式にかなった展覧会の開催も始まりました。
私(住職)が興味がある分野の展覧会は、国立博物館などで開催されます規模の大きな特別展覧会などは、数十年に一度ですが、毎年、粒選りの企画展を開催されているミュージアム(博物館や美術館)もたくさんあり、興味深く楽しみにしています。
真宗の「み教え」を喜ぶ私たちは、私のお寺の所属する高田派本山の専修寺が所蔵しています国宝や重要文化財に指定されている親鸞聖人のご真筆のなどの法宝物を拝見できることが大きな喜びの1つです。
毎年2回(お七夜と夏季仏教文化講座)の展示期間には、その時々の企画展も楽しみにしていました。昨年から、これまでの宝物館(展示室)・所蔵庫を新しくすることの計画が進んでおり、立て替え中ですので法宝物を拝見するには3年ほど待たなくてはいけません。
今は、「ホンモノ」を拝見することはかないませんが、ミュージアム(博物館や美術館)から出版される「図録」は、解説も詳しく、私の好奇心を満たしてくれます。