ハタチの頃

ハタチの頃
私(住職)は、46年前に20歳を迎えました。その頃は1月15日が成人の日で地域の中学校の体育館で式典がありました。式典後、久しぶりに会う友達と話をし、夕食は家族に赤飯で祝っていただいた思い出があります。人として生まれ、人と成るのに時間が必要でありますが、私(住職)は、思い通りにならない自分にイラ立ちながら20歳を迎えていたように振り返ります。当時は大学生活になじめず、自分がなにものか、自分の居場所はどこにあるのかを探していたとも感じます。
今の20歳の青年たちのように他者へ「感謝」することもなく、他者に語れるような「物語」もなかった。20年間、多くの方に育てていただいたことに気づくこともなく、自分のことしか考えていなかったのだと思います。
それでも今言えることは、自分に迷っていた当時があって、今の私があることです。