ほとけ様が見ています

「ほとけ様が見ています」
お寺では、毎日多くの落ち葉や、私(住職)が勝手に雑草と名づけて抜き取った草をゴミ袋に入れています。ご遠方から公共交通機関を利用してお墓参りにこられたお同行様でお供えのお花の処分に困られた方が庫裡に処分を依頼にこられたり、境内の美化を依頼しているシルバー人材センターの方々や、自主的に境内をお掃除をされている方々がゴミ袋に入れていただいています。またお寺で生活している私(住職)家族の生活ゴミも出ます。
行政からのルールによって、分別処理をしてゴミを出す日や場所が決まっています。
この夏頃から、お寺のゴミ袋をゴミとして出す日まで一時置いています所に分別していない生活ゴミ袋を置いていかれる方がいらっしゃいます。行政のルールでは分別していないゴミ袋は処理されないためそこに放置されることになりとても見苦しくなります。

先人は道徳的な観念から「ほとけ様が見ています」・「お天道様が見ています」・「閻魔様が見ています」と言い表して、誰も見ていないと思っていても私達を俯瞰して見ている存在があることで私の勝手な思いや行動を諭していたのだと思います。
この場合は、今では、「分別してゴミはお出し下さい」とか「ゴミ出しのルールは守りましょう」と言うことになるのでしょう。また、ご自宅の生活ゴミは、ご自宅の指定された日と場所で分別してお出しいただければと思います。

Processed with MOLDIV