お寺の掲示板

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話せるうちに、「ありがとう」を伝える

『人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる』 谷川洋三著から
続けて著書では、「直接、言葉で感謝の気持ちを伝えることは、話せるうちにしかできないことです。その日が来る前に、後悔しないためにも、早めに伝えてほしいものです」

最後に、「なかなか素直になれない、照れくさくて言えないという気持ちはわかりますが、感謝も謝罪も、口が動かなくなったり、意識がなくなったりすればできなくなってしまいます。心に引っかかっていることは、ぜひ口に出して伝えましょう」とまとめてあります。

※私(住職)は、何年か前に母に感謝の手紙を書きました。当時今より元気でしたが、病気で入院をしたり老いていく姿を見ていました。マインドフルネスの「感謝を伝える」講座で、手紙を書くことを勧められました。私(住職)も照れくさや、恥ずかしさが先に立ち「感謝」を伝えることは躊躇していました。それでもこれまでの母のことを思い出し、文字にすることは私(住職)の心がとても落ち着くようで私(住職)自身が救われたような気持ちです。 その後も、入退院を繰り返し今は老健施設で元気にしていますがあの時に伝えていて良かったと思います。