お寺の掲示板

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「毎日、死の練習をしている」

『大往生できる人 できない人』潔く、とらわれず、おまかせして生きる 田畑正久著 から
「いのちの意味」を考える章で、生物学的には、1日3,000億~4,000億個の細胞が「死んでは生まれる」を繰り返しています。「見た目」は変わりなくとも、私たちの体の細胞は「生まれては死に、生まれては死に」を繰り返し、その事実の上に私たちは生きています。つまり、「生きている」とは、ある意味で死と裏表だということです。
死の練習を毎日している  このことが本当にうなづけるようになれば、「私は今生きている、生かされていることを精一杯、生きていきます」となります。

※若い時に生物学的な話を聞きながら、「今の私は今しかいない」とか「未完でありながら今は完結している」などわかったつもりのことを言っていたことを思い出してちょっと恥ずかしい。