【僧侶・寺族対象の行事報告】自死についての学びの場

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【僧侶・寺族対象の行事報告】自死についての学びの場
雪が心配でしたが、高田派・曹洞宗・天台真盛宗のお寺の僧侶・寺族の方13名と行政機関の方5名の方々にお集まりいただきSottoの出前研修を開催させていただきました。
ご講師として京都自死・自殺相談センター様から金子様・小坂様にお越しいただき、「自死の苦悩を抱えた方に何ができるのか」をテーマとして、Sottoの活動から「死にたい気持ち」を相談することはとっても勇気のいることで、その時に相談者の心をシャットアウトしてしまうと関係性が閉じてしまうこと。相談者の「死にたい気持ち」の原因を取り除くことができても、その方に安心できる関係性を持っている方がいなかったら本当の問題解決にはならないこと。相談者の「死にたい気持ち」に私が本当に向き合っているのか、相談者の苦悩を(相談者と同じ苦悩経験していなくても)想像することの大切さや相談者と私の関係性の大切さに改めて気づくことができました。ワークショップでは、二人一組で愚痴を聴くことを体験し、モデルケースで相談者と面談者の会話を観察者の立場で聴くことを学びました。質問もあり終了時間が延びて受講されました皆様にご迷惑をおかけしました。
最後に、三重県こころの健康センター様から、三重県にも自殺予防・自死遺族電話相談を毎週月曜日、自死遺族の集い(わかち合いの会)の場も奇数月に一度あることも案内されました。
改めて、自死の苦悩を抱えた方に何ができるか考えることになりました。
※中川個人の感想です。
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終了時間が遅れてしまい、ご紹介することができなかった案内がありました。
「京都いのちの日」宗教者プロジェクト実行委員会が主催されます「LIFE WALK(ライフウォーク)」です。
LIFE WALKとは、3月1日(昨年制定されました京都府の)「京都いのちの日」に合わせ、宗教者も府民の一員として、自死・自殺の問題に対して積極的に関心をもち、苦悩を抱える方に寄り添う気持ちを育むことを目的とした、いのちを想う宗教者の行進です。宗教・宗派を超えた宗教者が、それぞれの信仰に基づく服装(衣体や祭服)を着用し、メッセージを掲げながら、真宗佛光寺派本山佛光寺から浄土宗総本山知恩院までの約3Kmをねり歩きます。
スケジュールとしては、3月1日14時45分 真宗佛光寺派本山佛光寺に集合
15時から開会・あいさつ・トークセッション・フォトアクション
16時から行進出発 16時50分行進到着・閉式(浄土宗総本山知恩院 和順会館大広間)
17時解散 ※解散後、懇親会を予定(希望者のみ)
参加表明・お問合せは、「京都いのちの日」宗教者プロジェクト実行委員会へ
【MAIL】lifewalk.kyotoinochinohi@gmail.com
※昨年のLIFE WALKは、西本願寺から京都駅(八条口)までの行進だったと思います。
いのちの日
京都府では、国、市町村及び府民等が一体となって自殺対策を推進して、悩み苦しんでいる方々が孤立することを防ぎ、全ての府民が地域社会の一員として共に生き、共に支え合う社会を実現することを目的として、都道府県で初めて「京都府自殺対策に関する条例」(平成27年京都府条例第20号)を制定されました。
京都府では、毎年3月1日を「京都いのちの日」と定め、自らの命を見つめ直すとともに、家族や友人など周りの人にも思いをはせ、 共に生きることの意味や絆の大切さについて周知されます。
※行政が進んで、「自殺(自死)対策」に取り組まれることが、全国に広がる先駆けになることを願っています。