7月の日曜学校

7月の日曜学校では、「とってもやさしい はじめての仏教」 (公益財団法人仏教伝道協会より)を参照しました。
【仏教とはいったいどんな宗教なのか?】
今からおよそ2,500年前、お釈迦(しゃか)さまはこの現実の世界を「苦」であるとみきわめそれを乗り越える道を示しました。
日常生活に存在する迷いや苦しみから目をそらすのでなく、それらを正しくみつめ「今を生き抜く」ための智慧(ちえ)へと転じ「さとり」をひらくことがお釈迦さまの説いた教え、仏教なのです。
日本に伝わってから1,500年余り。仏教はこの国を見守ってきました。光を見失った多くの人が救いを求めている今こそ仏教の教えを見直してみませんか。
【お釈迦さまって誰?】
仏教の開祖、お釈迦さま。恵まれた環境で生まれ育った王子が、なぜ、修行の道を選んだのか?その足跡をたどると、お釈迦さまの教えが一層くっきり見えてきます。
01 誕生
紀元前5世紀ごろ、ヒマーラヤ山脈のふもとにカピラヴァストゥという、シャーキャ族の城がありました。そこで王子として生まれたのが、ガウタマ・シッダールタ、のちのお釈迦さまです。生まれてすぐ、母は亡くなり、シッダールタはおばに育てられることになりましたが、豪華な宮殿での生活は不自由のない、とても恵まれたものでした。その一方、繊細(せんさい)で感受性が強い性格で、「人間はなぜ、苦しみから逃れられないのだろう」という思いが幼いころから芽生え始めました。
02 出家
ある日、シッダールタは城の外へ出てみました。そしてそこで、老人や病人、死人、修行僧に出会いました。こうした人に出会うなかで、「人間は老いることや病気になること、死ぬことは避けられないのだ」と知り、修行の道を歩むことを決意。父の反対を押し切り、29歳で出家しました。
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