7月の日曜学校

7月の日曜学校では、お寺に祀られている仏像の紹介です。

真宗では、阿弥陀如来立像が本尊として敬置されています。 他の如来像や菩薩像は本堂に敬置していませんので、子どもの頃、観光で行った京都や奈良の寺院での如来像や菩薩像、明王や天の像に驚いたことでした。

①如来 如来とは「さとりの世界より来たる者」を指し、「釈迦如来」はブッダをモデルとしています。その後、「薬師如来」「大日如来」「阿弥陀如来」など多くの如来像が誕生しました。
※一枚の布を体に巻いている。髪の毛は小さく巻かれ、頭頂が盛り上がっている。手でさまざまな印を結ぶ。
②菩薩 本来菩薩像のモデルは出家前のブッダ。あえて仏にならず、修行者としてとどまり、さまざまな姿で人々を教えに導きます。「観音菩薩」「弥勒菩薩」「文殊菩薩」などがあります。
※宝冠や仏面をつけている。首飾りやイヤリングなど宝飾品をつけていることが多い。スカートのような衣服を着けている。
③明王 如来の教えを世の中に広めるため、憤怒(ふんぬ)の形相で人々を仏道に目覚めさせます。主に密教で重要視され、「不動明王」「愛染明王」「五大明王」などがあります。
※牙がむきだしになっている。火炎などを背負う。
④天 バラモン教やヒンズー教などインドの古来の神々を仏教に取り込んだのが天。守護神として仏教を守ります。「梵天」「帝釈天」「弁財天」などがあります。
※人間に近い個性豊かな姿。性別がはっきりしている。

『とつてもやさしい はじめての仏教』から

※また今日から本堂に設置しましたエアコンを使用しました。