5月の日曜学校

五月の日曜学校は、仏教から伝わった伝統や文化の紹介です。
①茶道 「さどう」・「ちゃどう」どちらも読んでいます。
臨済宗の栄西(ようさい・以前はえいさいと読んでいました)が中国から喫茶(きっさ)の習慣を日本へ持ち込んだのが茶道の起源。その後臨済宗の寺院では「茶礼」(ちゃれい)が確立されるなど、禅宗と茶道は深く関わりながら、喫茶の習慣は展開していく。茶道は仏教と関わる中で、「侘び」(わび)・「寂び」(さび)という日本独自の美意識を確立。静寂な空間で一心に茶を点てることでこころを落ち着かせ、自分自身を見つめ直し、精神を高めることをめざします。
※高田本山には、宗旦古流と言うお茶の流派が伝わっています。

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②華道 本堂の荘厳で、香と灯明と華が用いられています。
奈良時代から瓶に挿した花を仏さまに供える「供華」(くげ)の習慣があった。
その後、室町時代に室内装飾のひとつとして、仏壇飾りの「供華」から着想を得て花瓶に挿した花が飾られるようになり、生け花が「華道」として進化したのは、室町時代中期、花の名手として活躍していた京都・頂法寺(ちょうほうじ)池坊(いけのぼう)の僧、池坊専応(いけのぼうせんのう)がより美しい生け方を追求し、初めて理論的に生け花を大成しました。
※高田派では、平素はご本尊前の花瓶に松1本で荘厳することで、「高田の1本松」とも呼ばれています。

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6月の日曜学校は、第1日曜日が高田本山派婦人連合大会につき第二日曜日の6月11日に開催させていただきます。勝手を申しますがよろしくお願いします。