お世話方会

お世話方会は、お同行様の会計報告がこれまで1月から12月の会計期間の報告でしたが、昨年4月から今年の3月の年度に変更をして今回から4月に開催することになりました。

29日の春千部のお勤め後、午後4時から本堂でこれまでのお世話方様で、平成29年1月から今年3月までにご往生されました杉本雅孝様・野崎敏隆様(前)・戸島武郎様(前)の追弔会を行い。お焼香をしていただきました。その後、妙華寺会館へ移動しお世話方会を開催しました。

例年お世話方会では、お世話方様に住職からお寺の報告をさせていただく形でしたが、今回は、グループに分けて「これからのお世話方」をテーマにワークショップをさせていただきました。少し前から地区のお寺のお世話方様がご高齢になられ次の世代のお世話方様に替わっていただくのが難しい地区が増えてきています。昨年のお世話方会でも個々にご意見をいただくことでしたが、個人の意見だけに終わってしまい、これからのお世話方像を中々描くことができずにいます。
ご高齢のお世話方の皆様には、初めての体験であった方も多くて、また時間も限られていましたので十分な話ができなかったか分かりませんが、グループでまとめられたご意見をお聞かせいただきますと色んな見方があることがわかりとても有意義でした。個々からのお話をお聞かせいただくのも大切ですが、数人のお世話方様が意見を出してそこから導かれる意見を参考に「これからのお世話方様」について住職も考えていきたいと思います。
その他、お寺の境内を毎日清掃奉仕していただいていますお同行様への対応のことや、ポンプが井戸水をくみ上げる時に出にくい時があることや、お墓のお花の処分についての身近な問題点のご指摘や宗教法人としてのお寺が適正に成り立っているのかと言うとても大きな問題の提示もいただきました。
※年一度の宗教法人の報告書は、三重県へ報告をさせていただいています。

昨年のお寺の報告として、本堂空調設備の新設や境内墓地通路整備が完了しました報告と、お寺の西側に福祉車両用の駐車場の整備の報告をしました。
今年は、総代会でお寺の掲示板を作成することにご賛同いただきました。
また、お寺の空間の活用についても総代会の時の意見を皆様にお伝えした。

これまであまりお寺が賛同している社会活動についてお話することはありませんでしたが、お世話方会では団体名などを明記してお伝えしています。

これまで1月下旬に開催させていただいたお世話方会の終了時間は午後6時頃ですと暗くて寒い中お帰りいただいていましたが、4月の開催では、まだ明るい中でお帰りいただくことができました。

※お寺のお世話方様についてこれまであたりまえの存在として考えていましたが、よくよく考えると都会の寺院などお同行様がまとまって居住されていない寺院では考えられないことと今頃気づきました。
地方の私のお寺や近隣のお寺では、お寺の周辺にまとまってお同行がいらっしゃり当たり前でありすぎて、お世話方様ありきでお寺側からの連絡先や補完制度のようにも見えることもありますが、お世話方様を通してお同行の皆様のお声をお聞かせいただいていることは、今回お世話方会でのワークショップをして、お世話方様が地区のお同行様と一緒にこれまでされていたことであることと改めて感じました。