12月のお茶

12月のお茶
今年も残りわずかになりました。師走は、いろいなことで忙しく、ゆっくりした時間をとるのが難しいです。最近、日常生活で「事始め」の言葉は使われなくなりましたが、お茶の世界では使われているようです。正月の準備を始める13日に先生に挨拶に伺うことに、今年お世話になったお礼と来年もよろしくお願いしますと言うことを直接伝える文化は、今の時代ではとても難しいかもしれませんが、豊かな気持ちを表しているような。
今教えをいただいている先生は、除夜釜を掛けられています。近くのお寺の除夜の鐘がつき始める頃から、親しい人と、お茶をいただきながら、1年を振り返るそうです。
炉の炭を埋火にして、元日の炉の炭につなげるのもすてきなものですね。
私も徹夜しても大丈夫な頃であれば、参加したいのですが、その体力もなく、残念でなりません。
また、茶家の正月荘りに、「炭俵」の荘りがあるそうです。