茶陶

茶陶
私(住職)には、茶道具だけ作陶する知人がいます。彼との出会いは、お茶を学んでいる時代に青年部と言う組織で知り合いました。茶道具だけ作陶する家に生まれた3代目でした。裏千家に出入りする窯元で、当然、茶道具に詳しく見るべきポイントを教えてもらったり、歳も近く青年部活動の時代も重なり、親しくさせていただいています。

コロナ下の時間は、茶道の世界も「場」としての茶会や行事の開催がなく、そこに関わる1つの茶陶の展示会などの開催も中止が余儀なくされていたそうです。

本当に久しぶりに津市で展示会が開催され出かけました。長年会うことがなかっても、会えば自然と話すことが出てきてわずかな時間でしたが豊かな時間でした。

展示会では、いろんな茶道具が展示されていました。今回は、織部釉についてお話を聞きました。

美濃出身の古田織部が好んだ焼物が織部焼とも言われています。形がいびつであったり、斬新な文様であったり、釉薬も緑・黒など多彩であり、現代的な焼物で人気がある1つです。。その中で織部グリーンの茶碗がとても新鮮に見えました。
何か、京焼にも通じるような色合いと感じるのですが、織部なんだそうです。