花をとおして

花をとおして
花と聞くとみなさんは何を思い描くでしょう
私(住職)は、四季折々の梅・桜・藤・紫陽花・蓮・百日紅など境内の花々が思い浮かびます。また、茶花や生け花や本堂の立華、内仏(仏壇)や墓の供華にも思いが及びます。
そして、はかなさも感じることがあります。花のはかなさ(無常)から、自分の「いのち」のはかなさに想いを馳せる時もあります。
違う一面では、花の値段を気にする場合もあります。境内や庭で花を育てようとする時、園芸店で花を探しながら、価格の安い花を求めたりします。自分の中で花にランク付けするということは、「はからう」ことを無意識にしているのでしょう。「花以外でも生きている中で同じようなことをしているのではないか」と考えると私(住職)は、はたして、「仏教の教えに遇うことができているのか」が問われているように思ってしまいます。
みなさんは、花をとおして、どのようなことを思いますか。