聞法
自坊のお寺の行事でお勤めのあと、布教使様に法話をお願いしています。
お同行様が熱心に聞法されている姿に頭がさがります。ただ、私(住職)は、お勤めのあと法中への接待や雑用でゆっくり、布教使様の法話を聞法することが難しく、後ほど録音した法話を聞くことが多く、反省することしきりです。
5月5日、薫風の中、奈良県田原本の本願寺派浄照寺様の報恩講に伺う機会がありました。布教使は葛野洋明先生で、妙華寺の報恩講でもご法話をお願いしています。
報恩講の初日の午前のお勤めは満堂で、引き続きのご法話でした。絵伝の法然聖人から親鸞聖人が「選択本願念仏集」の書写を許された場面から、真宗の要であります「他力本願」についての法話でした。仏の願いが私にとって、どれほどのものか。布教使様が育てられてきたことからのあたたかいエピソードを交えての法話でした。自坊とは違い、1人の聞法者としての時間はとてもありがたい時間でした。私(住職)にとって聞法できる時間を限られています。聞法の時間を大切にしていきたいと感じています。
※中川個人の感想です。