立教開宗800年
親鸞聖人の主著の『顕浄土真実教行証文類』は、一般に元仁元年(1224)親鸞 52歳のときに著されたともいわれています。その時を立教開宗の年として800年を迎えようとしています。
『顕浄土真実教行証文類』は、一般に元仁元年(1224)親鸞 52歳のときに著されたともいわれていますが、その後も、親鸞聖人は帰洛後も晩年に至るまで推敲を重ねていたと考えられています。
親鸞真蹟本 (*坂東本)が大谷派に現存するほか、古写本に本願寺派本願寺蔵鎌倉時代書写本(清書本)、高田派専修寺蔵仏書写本などがあります。
なお 「行巻」 の末尾に置かれる「*正信偈」は、「*三帖和讃」とともに日常の勤行に用いられています。高田派では、「正信偈」は朝のお勤めで称します。