真宗入門講座
強風と豪雨の中での開催でした。
昨年から始まった高田本山に伝わる「親鸞伝絵」の各段の紹介が続いています。
今回は、「信心諍論」の段でした。前回と同じように、法然門下での議論が描かれています。この段は、他力の「信心」についての議論で、法然聖人の「信心」と弟子の親鸞の「信心」が同じであるか無いかと言う、真宗において一番大切な議論と思います。
私たちは、師匠と弟子とか、智慧があるものとそうでないものなど区別して判断をしてしまいがちですが、「他力の信心」は、阿弥陀さまから賜った「信心」ですので、誰とも区別なく同じであるのですが、明言できるでしょうか。真宗門徒の手前味噌になってしまいますが、親鸞聖人が本当に法然聖人の教えをいただいていたことの証になる段です。
「自力の信心」は「他力の信心」までも疑ってしまうとの講師の言葉が胸に残りました。
お同行の方も講座に参加されていました。
今回の講師は、妙華寺の副住職でしたが、諸事情で中村研究員になりました。
※中川個人の感想です。