生前葬
生活者と話し合う機会がありました。色んな話題の中で「生前葬」の話題になりました。知り合いが、少し前に「生前葬」をされたようです。
元気なうちに、感謝を伝えたいことと、香典の代わりに、ご自身がこれまで関わってきた団体などに、「生前葬」に来られた方が寄付をしていただく形を考えられていました。
私のお寺でも先々代の時に、「生前葬」をされたお同行の方がいらっしゃいました。
やはり。元気なうちに、感謝をしたいことが希望だったようです。
確かに、亡くなられてからの葬儀で生前の感謝することも大切な儀式ではありますが、ご本人が元気な時にこれまでの友人や知人などにお互いが感謝しあえる時間があれば「生前葬」ではなくても良いと思います。しかし、関係者が一堂に感謝をする場は「生前葬」がふさわしいようにも感じます。
ただ、その方は、ご家族に「生前葬」の話をされたら反対されたそうです。
これまでも、「生前葬」と言う言葉は知っていましたが、お寺でも何か新しい発想として、考えられるような刺激をいただき、とても有意義な時間になりました。
※中川個人の感想です。