本当の色

本当の色
今年に入って、連続ドラマ「True Colors」に引き込まれました。その人にとって目の前の景色がどのように見えているか想像もしていませんでした。
視覚障がいについては、漠然と考えていましたが、自分事として考えていなかったことがあきらかになり、恥ずかしく思うと同時に、他者に向き合うことの難しさと大切さを学んだことです。
天草の海の色がとてもすてきで、「青」色と言っても、グラデーションがあり、それぞれに名があります。
私が見ている「青」は、あなたの見ている「青」とは違うのでしょうか。違ったとしても私の見ている「青」は私にとって本当の「青」なのだろうと感じます。
私の見ている(見えている)色もそうですが、映像も何が自分にとって気になるかによって同じ映像から目に焼きつくものは違ってきます。
色彩を通して、見え方は多様であることを知り、自分にとっての本当の色について想いを馳せています。

最後に流れる「True Colors」は、私(住職)が若かりし頃、シンディーローパーがうたっていた曲です。落ち込んでいる時に大丈夫だよと励ましてくれたように。ドラマ「True Colors」も、不安な気持ちを大丈夫だよと背中を押してもらえるドラマでした。