文化財防火デー
毎年、1月26日を文化財防火デーとして火災に注意喚起がなされています。
昭和24年(1949)1月26日法隆寺金堂が焼失し、貴重な文化財などに再びこのようなことが起こらないよう昭和30年に「文化財防火デー」が制定されました。
文化財だけでなく火災については注意が必要です。
昨年11月下旬にお寺の近くで民家の火災がありました。一軒の家屋が半焼で人的被害もなかったですが、燃えさかる火を見ると怖さを感じます。
お寺の本堂を始めとして、消火器や火災報知機を設置していますが、日頃から火災への意識を更新していかなければいけないと思っています。
文化財と聞きますと国宝や重要文化財の建物や宝物など貴重な品を最初に思い浮かべますが、小さなお寺にも地域やお同行の皆様から大切にされているものがいくつもあります。
私(住職)は、手を合わせる場・心が癒やされる場・非日常の場などの集いの場を思い浮かべますが、皆様はどうでしょうか。
最近は、喫煙者も少なくなりましたが、境内では、タバコのポイ捨ても見受けられますのでマナーをお守りいただく周知も必要です。
地域やお同行様の大切なものを預かっている寺院管理者として、もしもの時の行動を身につけることも大切だと改めて考えています。
また、火災だけでなく、南海地震の発生も以前に増して確率が上がっています。
今年の1月17日は阪神淡路大震災から30年でした。この地でも震度4だったかと思いますが、私の中では大きな揺れで、目をさましました。東日本大震災でも、ゆっくりした揺れに不気味な感じを受けました。昨年(令和6年)の元日の能登半島の地震でも本堂の輪燈が揺れていました。8月8日の日向灘沖の地震では、東南海地震注意が発出されたことも改めて地震について考えるきっかけになりました。
災害時に活用できます未来共生災害救済マップをご存じでしょうか。指定避難所以外にも、寺院や神社の施設で避難所として使用できる場合に現状(避難人数)などを投稿することもできる仕組みがあります。妙華寺でも、防災対策に取り組んでいます。