12月の紫雲会に伺うことができました。
講師は、本願寺派布教使で龍谷大学大学院教授であります葛野洋明師でした。
来年の妙華寺の報恩講の布教使さんです。
「浄土真宗の救いのよろこび」の一文から今回は、「このよび声を聞きひらき 如来の救いにまかすとき 永遠に消えない灯火が 私の心にともります」を先生の経験を通しての法話でした。
とてもわかりやすい言葉でありますが、その奥深さを感じました。
宗教では「信心」は大切な言葉です。真宗では「ご信心」といただくことも、親鸞聖人が「憑む」と示されていたことも、わかりやすくお聞かせくださいました。
後半には、「正定聚」についてお聞かせいただきました。「煩悩成就の凡夫」がどうして「正定聚」の位に入るのか、私が「転換」するはたらきに出遇うことができてはじめて「煩悩成就の凡夫」と自分自身をうなづくことができるのだとお聞かせいただきました。
雨が降り出す寒い1日でしたが、今年最後の聴聞で心が暖かくなり、豊かな気持ちで、生きている喜びを感じています。
※中川個人の感想です。