季節を感じて
茶道では立夏から立冬までが風炉の季節になります。
最初、書院でお茶が振る舞われていた頃は、年中、風炉でした。利休が立冬から立夏まで畳に炉を切りお茶を振る舞うことになり書院から茶室での茶道となり、更に季節の移ろいをより感じることができるようになりました。
衣服も、暑さや寒さを感じる時に衣更えをします。日本では、6月から10月が単衣の着物になりますので、僧侶の衣も6月と10月に衣更えをしています。最近思うことは、気候変動などの影響で暑い時期が延びていますので、立夏から立冬までの半年間、単衣でも良いのかなと思ったりします。
今の時代、四季の花を愛でたり、自然を感じることなど、季節の移ろいを感じながら生活することはとても豊かな気持ちをいただけます。